気になる収入は

気になる収入は

馬主になれた後の話

先に紹介した条件を全てクリアできたと仮定して、夢にまで見た中央競馬に参加できる馬主登録を無事に済ませられたら、次に考えたいのが馬主になった後の収入という話だ。もちろん始めたばかりの新米馬主が育てた馬がいきなり活躍するなど夢のまた夢だ。本格的に活躍し始めるのはやはりそれなりに訓練が施された馬でなければ、いざレースの世界で戦いに勝つのは難しい。馬は賢い生き物だが、その分ストレスに対しても敏感だという。いきなり見たこともない場所で、全速力で走らされるとなったらそれ相応の訓練もそうだが、それ以上にレースという状況に対して耐性を持たせなければならない。ぶっつけ本番で結果がついてくるということもあるかもしれないが、そんな個体をめぐり合う機会も早々あるとは思えないので、大半の馬が初出場となるレースではガチガチに緊張していると分析した方がまだリアリティがある。

それでも馬主になってそれなりにレース結果を残せるようになったら、多少なりとも収入として馬主本人の手の中に流れ込んでくる。それこそ名だたるレース、例えばGIクラスの1着や2着ともなれば、かなりの賞金が入ってくると考えていいだろう。ただこうしたお金の話になるとどうしても付きまとってくるのが、税金の問題だ。育てている競走馬たちの結果が好調になればなるほど、その問題は決して見逃せなくなるため、結果に関わらずキチンと考える必要はある。

収入の区分けとして

馬主となって育てている競走馬たちが結果を出す事は嬉しいが、それ以上に考えなくてはならない税金問題。頭が痛いと思いたくなる、また馬主として競走馬を育成し、その結果に得られる賞金などが税金の対象になるのはおかしいと、そう考えている人もいるはず。競走馬を育てるだけでどれだけの金額を使用しているかと考えれば必要経費としたくなるのも分かるが、日本の法律では残念ながら規定のレースで上位に入賞している競走馬たちから得られる収入は、きちんと提出しなければならない決まりとなっている。

馬主として活動している人の中には仕事を持っている人もいると思う、そういう場合も含めると所得の種類が微妙に異なってくるので、表一覧で紹介していこう。

※以下、表でお願いします。

保有形態 所得の種類

個人 事業所得・雑所得

法人 法人所得

組合 事業所得・雑所得

見て分かるとおり、法人として馬を所有している場合を除いては事業所得、もしくは雑所得して数えられる。

事業所得か雑所得か、どう区分されるか

法人はともかく、個人馬主として活動している人ともなればこの時どちらに区分されるかは気になるところだ。詳しい所得についての紹介は省くとして、個人馬主として活動しているとしたら、どのように所得は区分けされるのかというかと、注目するポイントは『馬主として活動している中で一度でも、黒字となったか年があるか』だ。

馬主として何体の馬を保有しているのかも条件に当てはまるが、実際に馬主として活動している中で黒字となった年が3年以内にあれば『事業所得』と区分される。黒字を記録していなくても、競馬賞金を含めた収入、そして年間5回以上出走している競走馬を保有している年が1年以内でも見当たらなければ『雑所得』となる。詳しく判定するには税理士に相談することがやはり第一なので、自己判断で有耶無耶にしないではっきりとした答えを導き出せるようにしたい。

はっきりしておきたい事案

どちらに区分されるかで大きな違いをもたらすので、こういう問題で後々面倒事に巻き込まれないようにするためにもすっきりと解消して馬主ライフを過ごしていったほうがいいだろう。勝負の世界とはいえ、馬主以前に馬の飼い主となっている自覚がなければならない。愛情を持ってして育てた馬が活躍する姿はまさにわが子のようにも感じられるという人もいるはず、情熱を持って取り組みたいと思っているなら諸所の問題が起きないよう予め対処するようにしよう。