組合って何だろう

組合って何だろう

組合とは

地方はもちろん、中央でも紹介しているが改めて考えると『組合』という存在についてよく分からないという人も多いだろう。中央競馬では個人もそうだが、法人が多いことを考えれば、組合馬主という物に馴染みがない人がいても別段おかしいことではない。では組合馬主とは一体何なのかだが、この組合馬主とは3人~10人の親族や友人などで構成されるメンバーの事を指している。組合といわれると、企業の労働組合を連想する人がいるかもしれないが、全くの別物だ。そもそ労働組合が馬主となっている時点で少し違うだろうと突っ込みたくもなる、ここで言われている組合に参加しているメンバーの共通点は、少なからず『馬に興味がある』が関係している。

馬に興味はないが、お金には興味関心を持っているというケースもあるが、メンバー参加として考えると不適切な人材かもしれない。こういう場合、確かに参加するのであれば人数が大いに越したことはないだろう、ただ競走馬を飼育することを考えると馬に愛情を持たずに金銭を稼ぐ道具としか見られない人は業界としても望まないはず。

度合いは人それぞれだが、やはり前提として馬への愛情を持っていなければ馬主は務まらないと見た方が良い。個人馬主になれなくても、気の合う友人同士で組合馬主になるというステップが一般的だろう。そんな組合馬主というものについて、少しばかり考察してみよう。

組合馬主になるまでの流れ

組合員を揃えていざ登録を目指すとなった場合には、まずは組合を立ち上げる事から始まる。組合員を集める事はもちろんだが、細かな法律上の定めるところは民法を参照してもらいたい。それらの要点を押さえつつ、さらに組合員同士で『組合契約』を結ばなければならないという条件が設けられている。

組合を立ち上げて、本格的に組合馬主として活動して行くためには更に決めなければならない要件がいくつかある。いくつか列挙すると、

  • ・組合の名称、及び事務所の所在地
  • ・組合員の氏名、及び住所
  • ・財産の管理、処分、ならびに会計処理に関する事項
  • ・損益の分配に関する事項
  • ・組合の解散に関する事項

などといった規定を取り決める必要がある。あとこれはもはや規定というより前提条件となっているが、組合を組織することはその活動目的には必ず『競走馬の管理、ならびに地方競馬への出走』が組み込まれていなければならない。さすがにないとは思うが、この時の活動目的に『地方にITの風を吹かせる』などといった的外れな活動目的だと、そもそも馬主としてやっていく気があるのか疑われてしまう。

当たり前のことだが、やるからには真剣に取り組まなければならない。

組合ならではの特徴

組合馬主は複数の個人が集合することによって結成される組織だが、所有する競走馬の数も必ずしも1頭だけというわけではないだろう。組合は最高で10人が上限となっているため、これだけいれば理想とする競走馬というのも様々だ。そうなると1頭に注力してというよりは、活動を続けていく中で徐々に頭数を増やしていき、複数名で馬を管理して競走馬を飼育して行くということも出来る。この時組合で所有している競走馬というのは個人の持ち物ではなく、‘組合’の共有馬だということを忘れてはいけない。

この共有というのが一癖あって、組合員の中にはすでに個人馬主として活動していた人がいたとしよう。所有している馬が中々優秀な競走馬なのでそれを組合の共有馬にしようという案が出ることもあるだろうが、個人で所有している馬を組合の競走馬として共有することは認められていない。あくまで『組合として所有している』馬が対象で、既に個人、もしくは法人が所有している馬を組合の馬として迎え入れる事は出来ないため、一から飼育していかなければならない。

組合馬主になればまだ個人よりもいくらか条件もさらに低くなるが、競走馬を全員で所有しているということがネックになるかも知れない。将来的に組合を解散するとなったとき、揉めることも想像に難くないため、組合馬主になるとしたら最悪のケースに備えた事態に対応できるようにもしておかなければならないのかもしれない。